昔と比べて今の時代何故肥満の子が増えたのでしょうか?

今回はその答えのヒントとなりそうな、そんなお話です。
コンビニで一流のシェフが監修したお弁当。
多くの人に食べていただきたいと機械で生産し、多くの人がこのお弁当を買い求めました。
生産者の人の願いは叶いました。
美味しいコンビニ弁当はリピーターを作ります。
もう一つはお母さんや家族があなたの幸せを願い献立を考え、食材を選び、調理をし、タイミングよくお腹の空いたタイミングで温かい物を、お気に入りの食器に盛り出してくれた食事。
食べたあなたはお袋の味と美味しく食べ、その食料は明日の活力の源となり、作ってくれた家族の願いが叶えられました。
どちらも美味しい食事ですが、コンビニ弁当は直ぐにお腹が空き、
家族の作ってくれたご飯はお腹が長持ちします。
人は食事に美味しさだけを求めていません。
お腹だけではなく、心も満足したいのです。
同じ食事なのですが、食べてくれる人の事を考えて作ってくれた物には心のエネルギーがあります。
どちらを選びますか?
私は中越地震を体験し、不安が大きい中、施設で利用者さんと隣の病院の患者さんの生活をお手伝いしていました。
個人的に救援物資を受けられない代わりに病院にはカップラーメンとおにぎりが配給されました。
空腹を満たすには文句のない量でしたが、3日程食べた頃食事の後に戻してしまうようになりました。
その頃に栃木から大学時代の仲間がワゴン車に沢山の食料や水を持って応援に来てくれました。
私には手作りのチャーシューを持ってきてくれて、私はそのチャーシューを食べました。
美味しいと感じた瞬間に何故だか涙が溢れ出ました。
気持ちが私の心も満足させてくれたのです。
人が喜ぶ食事、元気の出る食事はどんなものなのか知ることが出来ました。
相手の笑顔を引き出すことが出来るものが本当の一流なのだと思いました。
コロナウイルスで私が介護の現場で出来ること。
それはご利用者様が普段と変わらない気持ちよく過ごしていただける空間を提供すること。
働く職員の皆さんが少しでも不安が減る環境で働いてくれるようにすることだと思っています。
今日も無事1日が終わりました。
また明日もあります。
不安があるなかでご利用いただいていることに感謝致します。
不安があるなかで働いてくれている職員の皆さんに感謝致します。
未来の皆さんが
「そんなこともあったよねぇ」
と笑って振り返られる未来が来ることを願って
今を乗り越えます。
文:椎野